ここでは97回全国高校ラグビー大会(花園)に出場する高校の紹介をしていきたいと思います!
内容は予選決勝の試合を見て思った感想などを書いていきます。
でも「感想」というより「分析」の感覚で書いています!
ではいってみましょう!
強み
①展開ラグビー
キープレイヤー
15番石丸くん(下の名前分かりません)
ラン能力が高く、スペースがあればラインブレイクできる能力がある。
アタックとディフェンス
山口のアタックを簡単に絵にすると下記の通りです。
まずアタックでどうやってボールを運ぶかの決まりは無いように見えます。
つまりストラクチャーが無いので、スペースに上手くボールを運べていません。結果毎回人が多い所に突っ込んでいるだけです。
DFにおいてトライはFWのピックゴーで取られています。特に高校ラグビーではこの攻め方でトライを取るチームが多いので、プレッシャーが無い状態でアタックをされると DFは不利なんです。なのでラックにコミットする必要があります。
カウンターAT の決まりを作る
現在一番効率が悪いアタックをしているのはキックを蹴られてからのカウンターアタックです。
現状フルバックとウイングで攻めるのですが、2次目の攻撃を開始するのがとても遅くテンポが悪いです。大抵は FW が突っ込んでいるのですが、1次目はフルバックとウイングで前に上がってくる相手FW に対してスピードとキレで勝負をして、2次目は BK展開でもいいです。
キックチェイスはFWとBK の選手が基本的に分かれていて、攻め方によっては相手のFWの所に足の速い BK を走らせる事ができます。
15番の選手などスペースがあれば相手を抜ける選手に上手く走るスペースを与える事が大事です。
個性を上手く引き出すには攻め方をちゃんと組み立てないといけません。
トライの取り方を覚える
予選決勝で個人的にとても良いトライだと思ったのは3つ目のトライです。
FWのピックゴーで攻めているうちに相手のFWがラックに寄ってきて、相手 BKの一人一人の守るスペースが広くなります。そこに10番の選手がギャップを突いてトライ。相手を寄せて、出来たスペースを突くのは一番賢いトライの取り方です。
まず予選決勝のこの成功体験を無駄にせず、10番の選手は相手が寄っていると思えばボールを貰って走ればいいです。(あまり突っ込み過ぎたら攻撃のテンポが崩れるので注意)
この考え方は中盤でも生きてきます。FWでラックの周辺を攻めれば必ず相手はラック周辺を守ってきます。寄ってこれば大外に大きくボール振ります。そうすると DFは広がるので相手の一人一人の間が広くなり、縦へのアタックが効いてきます。
縦に突っ込むオプションと横に大きく振るオプションを相手のDFの状況に応じて使い分けれるチームは強いです。
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